DIGS MEET MACHINE.-機械部-

ミッション、酪農の課題解決。
機械で現場にイノベーションを。

ジャンルに限定せず機械を扱うのが、機械部。食品機械なども扱っていますが、何と言ってもそのメインは酪農機械。酪農の先進国、アメリカで開発された技術や機械を次々と日本へ紹介。多くの農家の農場経営を助けてきました。つまり、ただの販売業者ではない。経営を頭と体で支えるパートナーです。

世のため、人のため、牛のため。
知識、技術、機械を
アップデートし続ける。

搾乳機の導入から始まった機械部。最新の技術と知識をアップデートしながら、取り扱い機械を増やしてきました。転機となったのが、2000年のアメリカでの勉強会。そこで野澤組は、日本ではまだ認知されていなかった「カウコンフォート」という考え方をいち早くキャッチ。牛がいかに快適に過ごせるかが乳の品質に影響する。マット、ベッド、ストール、パーテーション、ゲート、給水器、連動スタンチョンなど、乳牛のための最新機械を追い続け、「牛が寝ない」「乳が出ない」「効率が悪い」といった酪農家たちの悩みを解消してきました。
ここ数年で特に力を入れているのが、子牛関連の機械。売れているのが、発情を見つけるシステム。次に狙っているのが、搾乳ロボット。野澤組の好奇心は続きます。

何をするかは、自由。
社員は放牧。よく育て。

機械部のメンバーは東京、北海道、九州にいます。東京の担当者が海外メーカーと直接やり取りをし、酪農家近くの営業メンバーが商品を紹介する。営業メンバーが集めた酪農家からの声を、東京が海外メーカーとのやり取りに活かす。仕入れ先のメーカーからお客様である酪農家まで、担当を分けながらも一社で両方向に向き合っています。
もちろん、北海道や九州にいる営業メンバー自身で海外メーカーと連絡することも多い。仕事スケジュールは、自由。本人に任されています。好奇心の赴くまま、どこに足を運んでもいい。誰にどんな提案をしてもいい。「社員コンフォート」の精神で、牛のように伸び伸びと。その分、自分で考える癖が身につきます。

事業部を超え、
トータルアプローチ。

野澤組の強み。それは、畜産部と機械部の2つの事業部を抱えていること。凍結精液や受精卵を輸入し、乳牛そのものを改良する畜産部と、機械を設置し、施設を改良する機械部。両方いるから、酪農経営をソフトとハードの両面から支援できるのです。これを、私たちはトータルアプローチと呼んでいます。死角はどこにもありません。
何でも困ったことがあったら、野澤組に相談してもらえる関係性を。信頼を勝ち取るために先輩から後輩へと何代も引き継いで何十年と訪問してきた酪農家もいる。見積もり依頼、海外企業への問い合わせ、何でもござれ。トータルアプローチは小さなお手伝いから始まります。

-DIG&DIGなエピソード-

メーカー、来日。

最先端のクーリングシステムは大掛かり。気温を感知して自動でカーテンを開けたり、ファンの風力を調整する一括管理システムです。北海道メンバー2名、東京メンバー1名だけで進めず、カナダのメーカーの担当者が現地視察することに。海を超えて、酪農LOVERが集いました。

日本初じゃない。アジア初。

北海道で最も乳牛の頭数が多い牧場の牛舎に、野澤組が納入から設置まで行った牛専用のベッド。最新式だったため、ここでもメーカーの担当者が来日。その人の発言によると、重いがけないことにアジア初の取り組みだったそう。アジアの最先端は、北海道かも。

-私のDIG&DIG-

おかしい、
酪農家の息子だったはずなのに。
知らないことだらけで
ワクワクする。

木村 和明機械部2015年入社

おかしい、
酪農家の息子だったはずなのに。
知らないことだらけで
ワクワクする。

生身の人間に向き合いたい。
野澤組なら、酪農家と話せる。

大学卒業後、実家の酪農業を兄と手伝っていました。やがて実家は兄に任せ、私は転職することに。半生ずっと関わってきた酪農に、これからも関わりたい。野澤組への入社を決めました。入社の理由は単純です。自分で農家と話したかったから。あくまで卸業をメインとする他の商社では、酪農機械を扱えても生の声が聞こえない。それで本当に必要な機械を届けられるのだろうか? 父や兄、そしてかつての私のような酪農家に、真摯に向き合いたかった。

北海道の大地を、西へ東へ。

配属は地元北海道。時には車で7時間もかけて、北海道全域の酪農家さんのもとをまわります。最近は温暖化でどうにも北海道も夏が暑くて。牛は熱にとてもストレスを感じるので、牛舎内を冷やすクーリングシステムが人気ですね。地元酪農家のつながりがあり、僕が担当した農家さんが口コミで商品を紹介してくれるのも嬉しいです。リアルでは北海道を飛び越えないものの、機械部のYouTubeやSNSへの投稿では全国と繋がっている実感があります。

うまくいかない。だから楽しい。

入社してまもない頃、1億円もするロータリーパーラーの設置工事を手伝ったことがあるんですが本当に大変で。設置しても、牛が中に入ってくれない。機械に入れて慣れさせるんですが、最初は不具合も多く、搾乳する度に修理をしたり。生身の牛と新開発の機械を扱っているわけですから、思い通りにならないことは多いんです。でも、そんな試行錯誤こそ楽しいんですけどね。1つとして同じ牛や農場はないので、毎回勉強になります。